セキュリティ · 2026年11月2日
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AI統合型新種ハッキングツール「NIK C2」が実環境で発見
シスコの脅威分析組織タロスが、AI機能とランサムウェア機能を備えた新種の命令制御ツール「NIK C2」を実際の攻撃環境で発見し、分析結果を公開した。
このツールはWindows向けに設計され、感染したPCを遠隔制御してアカウント情報やパスワード、キーボード入力をリアルタイムで収集する。さらに、ブラウザに保存されたパスワード、仮想資産のウォレット情報、Wi-Fiパスワード、画面撮影、マイク録音、内部ネットワークへの追加侵入機能も備えている。
最大の特徴は、OpenAIのAPIを呼び出して収集した情報をAIでリアルタイム分析できる点である。攻撃者は被害者のPCに保存されたAPIキーを悪用し、AIサービスを利用することで、被害者に予期しない利用料金を発生させる可能性がある。ただし、これはOpenAIのシステム自体がハッキングされたことを意味しない。
また、画面をロックして脅迫メッセージを表示し、ビットコインなどで金を 요구する機能も含まれる。ファイル暗号化ではなく、画面を強制的に閉じても再実行されるよう設計されている。タロスはこのツールが52以上のコマンドをサポートし、多様な攻撃が可能だと分析したが、具体的な被害企業や規模、攻撃者の身元は未公開である。