セキュリティ · 2026年10月23日
日本企業を標的としたサイバー攻撃に中国のAIツール「アーテックス」が使用
日本企業を標的としたサイバー攻撃の一部に、中国製の人工知能(AI)エージェント「アーテックス(ARTEX)」が使用されたことが確認された。GMOインターネットグループ傘下のセキュリティ企業がこの内容を確認したと、20日に複数の外信が報道した。
この企業は、被害企業からの依頼を受け、先月の18日に日本企業を対象とした攻撃に使用された海外公開サーバー6台を特定した。また、これらのサーバーからはアーテックスが使用された痕跡が発見された。他のAIエージェントの使用痕跡はなく、アーテックスが攻撃に使用された可能性が高いとみられている。
現在までに、日本国内の保険、金融、物流など約80社が攻撃を受け、そのうち8社は情報漏洩の被害を受けたことが判明している。
アーテックスは、大規模言語モデル(LLM)を接続して、AIエージェントが攻撃対象を分析し、侵入経路を計画し、セキュリティツールを実行できるように設計された自律型のペネトレーションテストプログラムである。オープンソースであり、誰でも無料でダウンロードして修正できる。単一のAIモデルではなく、ユーザーが複数のAIモデルを選択して使用できる構造を持っている。
同じ期間、韓国の金融機関を標的とした攻撃にもアーテックスが使用されたと報じられている。アメリカのセキュリティ企業クラウドストライクは、先月から今月初めにかけて韓国の金融機関を標的とした攻撃が行われ、攻撃者がアーテックスとLLMを併用したと分析した。