クラウド · 2026年9月14日

エンスケール、IPO前に元OpenAI幹部を取締役会に迎え

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C Dustin / Unsplash

クラウドサービス企業エンスケールは、11日に元OpenAI幹部のフィジー・シモ氏が取締役会に合流したと正式に発表した。シモ氏はエンスケールの取締役を務める一方で、OpenAIの時間制アドバイザーも引き続き担う。エンスケール取締役会でOpenAI関連の議題が審議される場合は、利益相反を避けるため審議から退く予定である。

シモ氏は7月にOpenAIを退社した。医療休暇を経て神経免疫疾患が悪化し、回復に予想以上の時間が必要になったためと説明された。OpenAIでは製品と事業運営全般を監督していた。

エンスケールは最速で今月、米国株式市場での公開株発行(IPO)を推進している。シモ氏は過去にInstacartのCEOとして2023年のIPOを主導した経験を持つ。また、Metaの元最高経営責任者(COO)シェリル・サンドバーグ氏や元グローバル業務責任者(CGO)ニック・クレッグ氏も今年初めにエンスケールの取締役会に合流している。

エンスケールはAI向けコンピューティングインフラの競争激化の中で事業を拡大している。設立から2年で大規模な投資家と顧客を獲得した。最近ではAnthropicと最大450億ドル規模のAIコンピューティング容量供給契約を締結した。ノルウェーではMicrosoftへのサービス提供を目的とした大規模データセンターキャンパスの開発も進めている。また、AIワークロード実行のためのソフトウェア開発企業Anyscaleの買収を推進しており、NVIDIAを含む投資家からの資金調達も進めている。