AI · 2026年10月25日
エヌビディア、トラック輸送可能なAIデータセンター「DSX Pod AI Factory」を発表
エヌビディアは、トラックで輸送可能なAIデータセンターシステム「DSX Pod AI Factory」を発表した。このシステムは、Vera Rubin型の計算ユニット7基を、輸送用のコンテナに収めた構成となっている。
発表は2026年10月21日、ベルリンで開催されたGTC会議で行われた。同社は、個別の処理装置やサーバーの提供にとどまらず、統合型のAI計算システムを提供する方針を示した。システムは従来の貨物コンテナとほぼ同じ大きさで、重量は約28,000キログラムである。通常の道路でトラックによる輸送が可能とされている。
電気配線、ケーブル、液体冷却システムはすべて工場内で設置され、現地での設置作業を軽減する設計となっている。現地到着後は、コンテナの設置、他のコンテナとの接続、最終テストのみで運用開始が可能になる。これにより、AIサービスの提供開始までの期間を6か月から14日に短縮できると同社は説明した。
同システムは世界中の顧客向けに提供される予定で、特に欧州の企業におけるデータセンター構築の課題解決に寄与すると見込まれている。価格は未定だが、Vera Rubin型計算ユニット1基の費用は700万ドルを超えるとの推計がある。製造はFoxconn、Gigabyte、Lenovo、HPE、Quanta、Pegatronなどのパートナー企業が行い、2027年初頭からの納品開始を予定している。